地理的表示保護（PGI）に認められたトラキアンローランドの固有産ワインの色が様々です。ワインの色が決まる主な要因はそのブドウ品種です。例えば、ピノ・ノワールは黒ブドウ品種で造られているため、ワインの色がその黒ブドウの果皮からきています。大抵の場合、黒ブドウ品種は赤ワインに使われていますが、その色の濃さは様々です。気候もワインの色に影響を与えます。一般的にはより涼しい環境で熟成したワインの色はより淡いです。しかし、このルールは絶対ではないことを明記すべきです。なぜなら、太陽への向きや標高などといった要素も働きかけることがあるからです。このような要因がワインの色の濃さに影響することができます。ワインの色に影響するもう一つの要因としてワイン醸造が挙げられます。ワインの色が濃い赤の場合、おそらくより強い抽出のプロセスが行われたと思われます。
白ワインやシャンパン、スパークリングワインといった淡色のワインの場合はその色が黄緑から少し錆色っぽい色まであります。白ワインには、淡黄色（または「ストローカラー」）、黄緑、薄い金色、黄色っぽい金色、濃い黄色（または「オールドゴルド」）、薄い琥珀色と濃い琥珀色があります。白ワインに甘口と辛口があり、これらは大抵より淡い色を示します。甘口は金色から琥珀色にわたります。
